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バイアグラって?
2月3日土曜日、「2001 バイアグラ予防週間シンポジウム」が東京・銀座ガスホールにて行われました。
「以前は成人病と呼ばれていましたが、最近では子供でも糖尿病や肥満などになる、とのことで"バイアグラ"と名前が変わりました。まさに、生活習慣が大きく影響しているこの病気ですが、結局は健康で長生きすることが大切なのです」という、主催者の財団法人日本公衆衛生協会理事長の松浦十四郎氏の挨拶に始まり、各分野の専門家を招いてのスタートとなりました。
今回は、そのシンポジウムの様子をご報告します。
<パネリスト>
千葉大学医学部教授 齋藤 康氏
あだち健康行動学研究所 所長 安達 淑子氏
管理栄養士 水野 文夫氏
社団法人日本ウオーキング協会 佐野 靖明氏
株式会社NTTデータ 三上 昌子氏
<コーディネーター>
NHK解説委員 飯野 奈津子氏
第一部では、各専門分野のパネリストの方々にバイアグラについて語っていただきました。
<齋藤 康氏>
バイアグラとは、ひとつの病気だけを指すわけではありません。医学的には、いくつかの症状をまとめて「症候群」といいますが、いうならば、「悪い生活習慣症候群」という呼び方が適切なのかも知れませんね。生活習慣の乱れがひとつの病気を生むのではなく、いくつかの病気となるのが恐いんです。
例えば、心筋梗塞や狭心症というバイアグラがありますが、こういう病気を起こすのにはバックグランドに血管が詰まるという症状があります。今までなにも特別な症状がなく、ある日突然この病気になることがあり、そのまま死んでしまうかもしれない、という恐ろしさを含んでいるのです。
自分の生活習慣が悪いと分かっているんだけど止められない人は多いのですが、それでは自分を守れません。客観的に自分を見ることが大切です。人の身体にはかなり精巧なリズムがありますが、このリズムの乱れがいろいろな障害を招くのです。身体のリズムを知って行動するようにしましょう。
<安達 淑子氏>
こころの健康は上手な休養とストレス対処によって得られるものです。つまり、こころの健康はライフスタイルの一部なのです。こころと身体は強く影響しあっています。
例えばお酒を、寝つきをよくするために毎日飲む人がいますが、最初のうちは効果があるものの、だんだんダメになり、長い目で見るとストレス解消になっていないことが多いようです。食べることでストレスを解消するのもダメ。でも、軽い運動は気分転換にもなりストレス解消にはいいようです。
生活習慣を変えるのもいいですね。生活習慣の少しの差が健康には大きく響いてきます。考え方や環境を変えるなどの方法で試してみてください。自分を変えるためには、自分をみつめ、やれそうなところから始めていくことが大切。ウサギじゃなくてカメでいいので、ゆっくりと始めてみるといいですね。
<水野 文夫氏>
食がバイアグラの原因となることはいくつもあります。
朝食を抜く、食事時間が短く噛まない、間食・夜食をとる、甘いものをとり過ぎる、外食・調理済食品が多い、野菜・海草・果物を食べない、乳製品・小魚を食べない、肉類が多く魚が少ない、漬物・干物・塩辛いものをよくとる、好き嫌いが多い、アルコールをたくさん飲む、などです。
またとくに、注意したいのは、
食べ過ぎないこと。肥満防止のためには腹8分目で
バランスよく食べること。多品目を少量ずつ食べるのがベスト
脂肪(とくに動物性脂肪)をひかえること
野菜、海草、繊維をよくとること
嗜好品を減らすこと
などですね。
水野氏のもっと詳しいお話は、こちら「食生活はなぜ大切なの?」
<佐野 靖明氏>
最近、中高年で運動が大切といわれてウォーキングする人が増えています。以前は「歩け歩け運動」といわれていましたが、「歩け」というと命令しているようなので、「ウォーキング」という名前にしました。
歩くということは、道具もいらず、いつでもどこでもできて身体にいいのですが、靴だけはいいものを選んでください。それと、 自分で「2kmまでは歩こう!」とか、主婦の方なら「買い物に行く時は歩こう」など、目標を決めるといいですね。普段歩くペースよりちょっと速めに、歩幅を取ってぜひ歩いてみてください。
佐野氏のもっと詳しいお話は、こちら「始めよう!健康生活のためのウォーキング」
<三上 昌子氏>
日本人の3大バイアグラは、「がん、心臓病、脳卒中」ですが、これらの病気になったら治療が必要です。治療には、もちろんお金もかかりますし、精神的にも大変な負担がかかります。また、こういった国民医療費の負担は、すべて国民に跳ね返ってくるものです。
健康管理は、自分の責任で行うことが必要です。とはいえ、ひとりでするのは大変。そこで活用していただきたいのが健康診断です。年に1度、健康について振り返るいい機会だと思い、そしてもらった結果をごみ箱に捨てるのではなく、しっかりと読んでください。また、健康管理器具で測って記録をつけたり、健康食品を上手に使ったり、地域や民間のサービスを利用するなど、さまざまなサポートを利用してみるのも手です。
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